CADオペレーターの将来性 | SAN-SUKE

CADオペレーターの将来性

CADオペレーターの将来性を解説します。
結論、時代に合わせてスキルアップしていけば、将来性は明るいと言えるでしょう。
CADオペレーターから別の職種にキャリアチェンジも可能です。
スキルアップしていった未来を解説するので、キャリアプランの参考にしてみてください。

CADオペレーターの仕事はAIに奪われるのか?【スキルアップが必要】

「CADオペレーターの仕事はAIに奪われるのでは?」とも危惧されています。
2015年に野村総合研究所が発表した「人口知能やロボット等による代替可能性が高い100種の職業」の中に、CADオペレーターも含まれています。
たしかに、基礎的なCAD操作しかできないと、いずれAIに仕事を奪われてしまうかもしれません。
ただし、このレポートには下記の記載があります。

<引用ここから>
他者との協調や、他者の理解、説得、ネゴシエーション、サービス志向性が求められる職業は、人工知能等での代替は難しい傾向があります。 引用元:野村総合研究所「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」
<引用ここまで>

引用元: https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

つまり、CADオペレーターも下記ができれば、まだまだ長く働ける職業といえるかもしれません。

・他者との協調
・他者の理解
・説得
・ネゴシエー ション
・サービス志向性

具体的には、CADの操作スキルに加えて、下記のスキルも身につけていきましょう。

・設計力
・デザイン力
・コミュニケーションスキル
・設計士の意図をくむスキル

どんな職業でもスキルアップは必須です。 CADオペレーターも時代に合わせてスキルアップしていけば、将来性がある仕事といえます。

他のCADソフトの操作も覚えていくことが重要

また、他のCADソフトも操作できるようにしておくと、市場価値が上がります。
例えば、下記のようなソフトの操作スキルが重要です。

・3DCAD
・BIM
・CIM など

CADオペレーターは技術職なので、くりかえしですが、継続的なスキルアップが必須です。

CADオペレーターでスキルアップしていった将来【職業の選択肢が広がる】

CADオペレーターでスキルアップしていくと、下記のようなキャリアプランも可能です。

・設計の勉強をして設計士になる
・現場の施工管理になる

1つずつ解説します。

設計の勉強をして設計士になる

CADオペレーターを通して設計の勉強をしていくと、設計士になることも可能です。
例えば建築ジャンルであれば、建築士になるイメージです。
建築士で代表的な資格は、一級建築士と二級建築士があります。
まずは二級建築士の取得から挑戦していきましょう。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、一級建築士の平均年収は約703万円となっています。
参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html

CADオペレーターより収入アップできるケースが多いので、興味がある人はぜひとも目指してみてください

現場の施工管理になる

施工管理もCADを使用するため、工事現場の施工管理に転職することも場合によっては可能です。
建築士から施工管理に渡される設計図は、工事用の図面ではありません。
お客様に見せるための図面であったり、建築基準法を満たしていることを証明するための図面なので、そのまま工事に使えないのです。
そのため、設計図を工事用の図面である「施工図」に書き換える必要がありますが、それにCADを使います。
CADオペレーター→施工管理に転職すれば、CAD操作に慣れた状態で転職できるので仕事がやりやすいです。
施工管理の平均年収は450万円くらいと言われているので、CADオペレーターより収入アップできるケースが多いです。
また、「施工管理技士」という国家資格もあり、施工管理技士を取得するとさらに年収アップしやすいです。

まとめ:CADオペレーターでスキルアップすると将来性は明るい

・時代に合わせてスキルアップしていけばCADオペレーターは長く活躍できる
・複数のCADソフトを操作できると市場価値が上がる
・スキルアップしていくと、設計士や建築士を目指すことも可能
・CADスキルを活かして、施工管理に転職することもできる
ヒューマンスキルとCADオペレーターの技術を磨いていくと、将来性は明るいです。 CADとの親和性の高い仕事の選択肢もあるので、今後のキャリア形成の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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