40代の転職 | SAN-SUKE

40代の転職

「40代の転職は年齢的に不安…」と思っていませんか?
この記事では、建設業界の40代の転職の難易度や、転職に失敗しないコツを解説します。
年齢的に転職の失敗は避けたいところなので、しっかりとコツを押さえて転職活動を進めていきましょう。

40代で建設業界の転職は難しいのか?

資格や実務経験があれば、40代の転職はスムーズに進む傾向にあります。
加えて、現在の建設業界は深刻な人材不足の状況です。
実際、厚生労働省が発表した令和3年2月の建設業の有効求人倍率は5倍以上となっています。
※1人の求職者に対して、5件以上の求人がある状態。
参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和3年2月分)について」
https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/000756596.pdf
職種にもよりますが、下記の資格がある人は特に転職には有利に働くでしょう。

・施工管理技士
・建築士
・建築設備士
・電気主任技術者 など

応募求人に対して、ご自身が保有しているスキルや経験が合致していれば、採用されやすいので極端に不安にならなくても大丈夫です。

建設業界の40代の平均年収

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、建設業界の40代の平均年収は614万円です。
同調査データにおける全業界の40代の平均年収は546万円なので、建設業界の40代は年収が高いとわかります。
ちなみに、企業規模(従業員数)別の平均年収は下記のとおりです。
※千円単位は四捨五入しています。

・大企業(1000人以上):848万円
・中企業(100~999人):664万円
・小企業(10~99人):510万円
参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html
建設業界は会社規模と年収が比例する傾向です。
後述しますが、40代の転職で待遇や年収がアップできる人も多くいます。

40代の建設人材が転職する3つのメリット

40代で転職する主なメリットは下記の3つです。

・経験を生かした待遇アップの可能性
・上位資格保有で大手に転職できる可能性
・休日や勤務地など、希望の働き方を叶えられる

1つずつ解説します。

経験を生かした待遇アップの可能性

今までの職務経歴・工事経歴などが評価されて、待遇や年収がアップする可能性があります。待遇アップの条件として、豊富な施工歴、専門スキルや資格の保持、マネジメント経験などが挙げられます。
建設のプロとしてのスキルを客観的なデータとしてアピールすることができれば、現職よりも厚待遇で迎え入れたい企業も多く出てくるので、自身の経歴はきちんとまとめておきましょう。

上位資格保有で大手に転職できる可能性

資格で請け負える工事の規模や種類が変わるので、大手企業ほど上位資格保持者の採用に力を入れております。前述のとおり、下記のような資格があると特に有利です。

・施工管理技士
・建築士
・建築設備士
・電気主任技術者

大手ほど現場の規模も大きくなる傾向があるので、自身のスキルアップのための転職に挑戦されるのもいいかもしれません。
その際は組織の中堅層として早期に活躍できる人材であることをアピールしたり、マネジメントに意欲があることを伝えるといいでしょう。
また、先述したデータもあるように、平均年収も高い傾向にあるので、給与の面でも良い待遇が受けられる可能性があります。

休日や勤務地など、希望の働き方を叶えられる

即戦力になりうる経験豊富な40代であれば、現状の働き方の改善、という面からでも転職が可能です。「親の面倒も看たいので、そろそろ地元に戻りたい」というUターンや「自然の多い地方で働きたい」などのIターンをお考えであれば、希望の地域限定で働ける求人を探してもいいかもしれません。
また、「夜勤は避けたい」「土曜は必ず休みたい」「定時には上がりたい」など、転職先によっては交渉の余地があります。
自分の転職の軸となる優先順位をきちんとつけて、転職活動に臨みましょう。

40代の建設人材が転職する3つのデメリット

反対に、40代で転職するデメリットは下記の3つです。

・新しい環境での業務に慣れる必要がある
・マネジメント業務が増えて忙しくなる可能性がある
・異分野や他業種への転職で待遇が下がる


こちらも1つずつ解説します。

新しい環境での業務に慣れる必要がある

会社によって、業務のフローや運営のやり方は異なります。
現職では確認が必要なかったところに確認が必要だったり、独自の決済ルールがあったり、今までのやり方との相性の問題で、成果が出しにくいと感じる方もいます。
「今までのやり方が正しい」と強く思ってしまうと、転職先でうまく馴染めないこともありますので、新しい環境で環境に慣れたら、その環境をよりよく改善できるよう提案ができるといいでしょう。

マネジメント業務が増えて忙しくなる可能性がある

40代になると、転職先でもマネジメント業務を任される可能性があります。
転職理由として、業務過多を上げられる方は要注意です。
極端に忙しくしたくない人は、ミスマッチを防ぐためにも転職前の企業分析を徹底し、求人内容との齟齬がないかどうか、きちんとすり合わせをするのが重要です。

異分野や他業種への転職で待遇が下がる

心機一転、新しい分野や業種で頑張ろうと考える方もいるかと思います。
40代であれば一通りの現場経験や職務経験を重ねていて、その職務においては専門性があるとみなされることが多くなります。ですが、その専門性は異分野や他業種においては生かせなくなる可能性があるので、必然的に待遇が下がりがちになります。
マネジメントを任されていたのであれば、管理職や幹部候補、という役職に就かれていたというケースもあるので、その立場を捨てて異分野・他業種への転職を選ばれるという場合、しっかりと自身の中で認識を持つことが大切です。

40代の転職に失敗しない3つのコツ

40代の建設業の転職に失敗しないコツは下記の3つです。

・能力の棚卸をし、即戦力人材であることをアピールできるようにする
・転職の際の優先順位をきちんとつけておく
・困ったら転職エージェントを利用する

1つずつ解説します。

能力の棚卸をし、即戦力人材であることをアピールできるようにする

まずはしっかりと、自分に何ができて、どんなことを仕事の上で成し遂げてきたのか、履歴書、職務経歴書、工事経歴書などにしっかりと落とし込みましょう。
そのうえで「こんな事を考えて業務を遂行した」など、付随して理由を考え、肉付けを行うことも重要です。
また、経歴書に落とし込みにくいマネジメントの能力などは、別途、面接の際にアピールできるよう、いくつか具体的なエピソードを思い浮かべておくとよいでしょう。
そして求人情報で「応募企業が求めるスキルや経験」を調べて、そこに沿ったアピールを行います。内容にマッチした即戦力人材であることが伝わると、採用される確率も上がります。

転職の際の優先順位をきちんとつけておく

転職活動を行っていると、同時期に何社も応対する必要があります。
「A社は待遇がいいけど仕事内容が一部マッチしなさそう」「勤務地を限定すると、どうしても年収が下がるな・・・」「A社とB社、どちらもよさそうで悩む・・・」など、転職活動中はどうしても決めなければならないことが多くなります。
初期の段階で自分自身の優先順位をつけて、線引きを行うように心がけることが大切です。

転職エージェントを利用する

現職中に転職を考えていると、どうしても転職活動はスキマ時間に行わなければいけません。
忙しくて求人を見ている余裕がない方も多いと思います。
「忙しくて求人を見ている余裕がない」「どんな会社が合うのかわからない」「キャリアアップに悩んでいる」などで困ったら、建設業界専門の転職エージェントを利用しましょう。
転職先の志向や、今回の転職でかなえたいことを伝えるだけで、あなたの転職活動を手助けしてくれます。

具体的には下記をサポートしてくれます。
・職歴や志向に合いそうな求人を抽出・提案
・履歴書や職務経歴書の内容のアドバイス
・応募企業ごとの面接対策
・年収交渉
・入社手続きの代行

現職中の忙しい方はもちろん、転職に不安がある方はエージェントにサポートしてもらうことも検討してみてください。
SAN-SUKEには建設業界専門のエージェントが在籍しており、きめ細やかなサービスが好評を得ています。
相談は無料ですので、まずは市況感を知りたい、自分の年収に関して相談したい等、すぐに転職をお考えの方でなくてもお気軽にご利用いただけます。 【相談してみる】

SAN-SUKEの3つの特徴

建設技術者のための情報サイト「建設業界ニュース」オススメの記事

株式会社ワット・コンサルティングが運営する、建設技術者のための求人サイトです。

現場監督、施工管理、設計、施工図、など様々な職種に対応!
大手ゼネコン、サブコン各社からあなたにピッタリの案件をご紹介します。